2019年08月19日

「所有者不明土地」問題解消のための新法成立~なんと国土の20%の所有者がわからない??~

こんにちは。東武ハウジングのクボです。

先週のお盆期間中は私事にてお休みを頂き、ブログをお休みさせて頂いておりました。

会社自体は8/16から始動しておりましたので、今日から遅れての出勤。

また気持ちを入れ替えて仕事にも精を出したいと思います!!

と思ったら昨日と違ってスッと涼しくなり、なんだか過ごしやすい仙台です。

曇りのため湿度は高いのですが、今週は30℃まではいかない予報で一安心。

快適な中でサクサクサク~~っとお仕事こなしていきたいと思います。


お盆中もサービス業などでより忙しかった皆様は本当にお疲れさまでした。

まだ夏休みは続きますが、落ち着いたら少しゆっくり休めるといいですね。

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さて今日は、また久しぶりに宅建協会からの情報をシェアです。

不動産業をしている会社は何かしらの宅建協会に所属しておりまして、協会から不動産の新法や動向についての情報提供があります。

ちょっと難しいのですが、不動産屋は町の法律相談所ともいわれることがあり、国の動向も業務に直結してきますので、こういう情報も気にしていなければなりませんね。


今回成立した新法は「表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化に関する法律」というものです。
(^-^;なんかここでもうクラっとしますね?笑

かみ砕いてご説明しますと、2018年の調査で所有者が明確でない、いわゆる「所有者不明土地」は国土の20.1%あるそうです!

これは九州の土地面積とほぼ同じ広さで410万ヘクタールになるそうです。

更に、このままでは2040年までに720万ヘクタールまで拡大すると言われています。


仙台ではとっても高価で多くの方が取得を目指している土地…。

土地は資産の最たるものですし、所有者が不明だということは固定資産税などの請求もできず、更に広大な土地が荒れ放題になる可能性も大きいのです。

なのになぜ、こんなにも大事な土地の所有者がわからなくなってしまったのでしょう?

協会からの情報提供によると「登記には義務がないから。」ということが大きいという事。

簡単に言うと相続などの際に、親世代から自分の名前に登記を直さない人が多くなってきている、ということ。

登記をしないと登記証明書の再発行などがされず、次の相続が発生した時にはその土地を所有していたことすらわからなくなってしまうのでしょう。

特に田舎から都会で生活している世代で、親が所有していた田舎の農地や山林などを相続しても使い道がなく、または固定資産税等の負担をしたくないために放置していることが多いそうです。

ここはいろいろ思うところがありますが、今回はそれるので次回にでも「終活と不動産」の記事を書こうと思います。


今日は新法をご紹介したいので、そちらに飛びますが上記の法律が今年の5月17日に成立し、24日に公布。

ここから6ヶ月以内に施行される運びです。


具体的に変わった点は下記2点。

①所有者不明土地の登記の適正化を図るため、登記官に所有者の探索のために必要となる調査権限を与え、所有者等探索委員制度を創設し、所有者の探索の結果を登記に反映させるための不動産登記法の特例を設ける。

②所有者の探索を行った結果、所有者を特定することができなかった所有者不明土地について、その適正な管理を図るための措置として、裁判所の選任した管理者による管理を可能とする制度を設ける。



長いのですが、割愛すると意味が分からなくなりますのでそのまま載せました。

つまり所有者の分からない土地については、登記官に調査権限が与えられ、それでわからなければ探索委員を任命して更に調査し、その結果 所有者がわかればその旨を登記官の権限で登記することができる。

それでも所有者がわからなかった場合には、裁判所の選任した管理者が管理できる。

この「管理」には雑草や木などの伐採などの管理の他に、状況によっては売却することも可能になります。

売却して得た代金は供託され、所有者が名乗り出れば受理することができます。

供託金が時効消滅した場合にはじめて国庫に帰すことになります。


こうやって段階を得て、所有者不明土地を減らしていこうということが国の方針です。

今後私たちのような不動産屋は「調査済」の登記を見ることがあるのだろうな…と予想されます。

調査の結果、所有者が特定できた場合に 登記官が「特定された所有者」「特定の理由」「調査した資料」を記録できるようになるからです。


日本の人口減少とともに、都市部への人口集中もあって田舎の過疎化が進み、代々守られてきた土地が誰のものかわからなくなっている現状は、悲しいことと感じます。

そのことが結局「所有者不明土地」を増やしていることの要因でもありますからね。

私たちや若い世代では、地方を住みよくしていくことや田舎の土地をどのように活用していくのかといったことも課題になっていきますね。


今日は一般の方にはあまり興味がない話だったかもしれませんが、社会全体の動きを少しでも感じ取っていただければ幸いです。

ご興味のある方はこちらの記事もご覧くださいね♪

前回の宅建協会情報の記事です。この間だと思ったら1年前でした(^-^;

これからの都市はどうなっていくのか?~人口減少と立地適正化計画~

それでは、また。


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posted by 東武ハウジング at 13:47| Comment(0) | 不動産にまつわるいろいろな情報 | 更新情報をチェックする
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