2021年06月10日

ウッドショックへの対応について

こんにちは。東武ハウジングのクボです。

梅雨前のさわやかな、と言うには少し暑い日が続いています。

西日本は早い梅雨入りでしたが、東北の梅雨入りは来週になりそうですね。

例年並みといったところでしょうか。


さて今日は、建築業界では大きな話題になっているウッドショックについて弊社の対応等を記載しておきたいと思います。

木材の供給不足が現在深刻化しておりまして、建築業界全体では供給遅延や値上がりがすでに起きている状況です。

輸入木材の供給が滞る点については昨年末ごろから聞こえてはおりまして、その時にはまだここまで深刻化するとは考えていなかったのですが、現在実際に供給遅延や値上がりが起きるまでになってしまったというところです。


要因としては、アメリカや中国での住宅需要が高まり、より高値で販売できる中国・米市場への輸出対応が大きくなっていること。

コロナウイルス感染症の拡大により木材供給の対応が各国で遅れていること。

JIS基準などの輸入材基準の厳しい日本への木材出荷が後回しにされていること。

などがあるようです。


昨年はコロナウイルスの影響でキッチンやユニットバス、トイレなどの設備機器が不足していましたが、比較的短期間で回復しました。

今回も長期的にはならないのでは?と思いたいのですが、この半年で事態がどんどん悪化しており、日本全体でのことなので見通しも悪いです。

輸入材の高騰に引っ張られて、国産材や合板など木製品も軒並み値上がりしていく様相です。

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東武ハウジングの注文住宅は木をたっぷり使った木造住宅です。(施工の様子)


弊社ではプレカットの対応を主にお願いしている業者様に年間の予定表を提出しており、幸いにも現状は木材の確保ができております。

今月から実際に仕入れで坪1万円程度の値上げとなっておりますが、すでに契約しているお客様の分については実質そのままの金額で対応したいと考えております。

ここは企業努力です(^⁻^)。

すでに詳細見積もりを出しているお客様に関しても極力頑張っていきたいとは思っています。

ただ、この状況が長く続けば、次第に値上げせざるを得ない状況です。

また業者様には当面の木材の確保をお願いはしていますが、万が一ということもありますので、工事の遅れや金額の追加の可能性も視野に請負契約の際にはその旨お客様にお願いして確認事項に一筆サインを頂いております。

少し不安な内容になってしまい申し訳なく思っておりますが、ご協力を頂きたくお願い致します。


とはいえ、私は知らなかったのですが、今回は第三次ウッドショックなのだそうです。

1990年代と2006年に一次、二次がありまして、その際には日本で国としての対応もあったそうですが、今回は最も状況が良くないようで国も介入しがたい状況になっているそうです。

これまでで最悪と聞くと不安でもありますが、私は「3回目なんだな。」とポジティブに受け取りました。

しかも前回からのスパンを考えると「たまにある。」くらいではないでしょうか。

コロナウイルスの影響で建築業界への影響も去年に引き続きですし、半導体など電気製品や自動車産業などへの影響も出ている昨今です。

これ以上深刻化しないことを願いつつ、状況を見て日々対応して参りますので、心配な点については都度ご確認頂き「楽しいおうちづくり」を継続して参りたいと思います。


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posted by 東武ハウジング at 15:26| Comment(0) | 建築や間取りのお話 | 更新情報をチェックする

2021年05月27日

もうすぐ梅雨。建物を建てることは養生をするということ♭

今にも降り出しそうな曇天の仙台。

関東以北はまだ梅雨入りしていないようですが、今日は怪しい空模様です。

ただ、明日からは晴れてまた暑い予報なので、東北の梅雨入りは6月になりそうですね。

南の方は例年より早い梅雨入りでしたが、こちらの方は例年とあまり変わりなくなりそうです。


そんな中でも絶え間なく続いていく建築工事。

今日は材料を濡らさないためにしている大切なお仕事。養生について情報提供をしたいと思います。

弊社の建築は基本的に木造建築ですので、柱や梁などの木材を雨に濡らさないことはとても大切。

木材はもちろん、木を切って整形したものですが、「乾燥していること」がとても大切です。

切ったばかりの樹は当然生きているので、中を水がたくさん流れています。

この水分を長い年月をかけて抜いて、乾いて硬くなった状態が木材。乾燥には自然乾燥だと年単位の時間がかかっています。

それを濡らさないのは木造建築の基本と言えます。

水を吸った木材は膨張したり脆くなったり、扱いづらくなるのです。


で、濡らさないためにどんなことをするのか?は意外と簡単、でも大変!

ブルーシートで常に材料を覆います。

わかりやすく写真で見てみますね。

まずは建物の基礎をつくるのですが、コンクリートも乾燥するまで雨や雪にはさらしません。

上から水がかかっても脆くなるわけではありませんが、表面に模様が付いたり汚くなる原因になりますし、水がたまると次の作業に響きます。

なので、しっかり養生。

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基礎打設。すでに悪天候のため、ブルーシートが待機。

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基礎完成。必ず養生して一定期間置きます。

基礎がしっかり出来上がったら、ブルーシートを外して土台を敷きます。

そこから柱を組んで屋根まで一気に木工事(余談ですが、この期間は意外と短いです)。

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土台引き、床断熱、床下地施工

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終わったらまた養生です。


雨の気配がない時期は養生をしませんが、梅雨時や冬場、雨予報の前日はその日の作業が終わったらブルーシートです。

たかがブルーシートで巻くだけ、ですが、家は大きいので数人での作業ですし、風などで飛ばないためにしっかりとロープで止めたり、意外と大変。

これを屋根材と外壁を終えるまで繰り返すので、梅雨時の建築は実は結構大変です。

対策としては、この木工事の期間を極力少なくすることや時期を考慮する事。

屋根等を早く取り付けてしまうことですね。

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クレーン登場!柱や梁を次々組み立てていきます。

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1階まで完成。からの養生。


数年前に秋の気候のいいときに台風が来まして、木工事の現場が県内あちこちに3ヶ所とかあった時には、前日はもう養生祭りでした。

ただでさえ台風は、現場にある仮設のゴミ置場や材料などが飛ばないよう気を使いますし、ブルーシート程度ではどうしても水が入ってしまいます。

何人かで作業した後、責任者が見回りに行ったりと会社全体が台風対策に追われていました。

幸いにも東北は台風直撃は少ないのですが、月に何回も来たら作業が進まなくて大変だなと思いますね。

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2階木工事は1階にブルーシート巻いたまま。

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そして屋根までぐるっと!職人さん、頑張っています。

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屋根が葺き終わっても、外壁を張るまでは油断できませんね。


仙台もこれから、梅雨、そして台風シーズンの到来です。

6月頭から木工事の始まる現場もありますが、養生をしつつ、しっかりと仕上げていきますので安心してお任せくださいね。

木造建築はこういった手間もありますが、日本の気候にあった丈夫で温かい家ができます。

住んでからも湿気対策や結露対策は必要ですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼板します。

お読みいただきありがとうございました。


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posted by 東武ハウジング at 12:54| Comment(0) | 建築や間取りのお話 | 更新情報をチェックする

2021年04月19日

キッチン動線のおはなし~冷蔵庫は手前か?奥か?~

こんにちは。東武ハウジングのクボです。

陽春のような春冷えのような、三寒四温の日々が続いています。

皆様も風邪をひかないように気を付けてお過ごしくださいね。

コロナウイルスの感染拡大のせいでかえって気を付けているので、ここのところあまり風邪もひかなくなりましたが、季節の変わり目は要注意。

そういえばここ1年以上病院に行ってないです。

インフルエンザの予防接種の時と歯医者くらい(笑)。

この調子でコロナウイルスが終息するまで頑張っていきたいですね~(^-^;見通しが立たないですねぇ。


さて今日は素敵なお宅の施工事例を書いていたらキッチンのことが書きたくなりました。

ずっと続けているシーサーブログの方ではずいぶん前にも書いていますが改めて。

最近よく設計の者と「冷蔵庫は奥と手前のどちらが便利か?」論争をするので(笑)。

その辺も含めて記事にしたいと思います。


キッチンのタイプについて書いた過去記事です。

2016年…5年前の記事ですが(^-^

基本は変わっていないかと思います。

ここからその2,その3と続き物になっていました。

もしよかったら読んでみてくださいね♪

キッチンあれこれ~その1~

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アイランドキッチン

アイランドキッチンは壁につけずに部屋の真ん中にどんと置くことができますが、実は通常のキッチンより奥行も大きいので、キッチン自体を広くしないと置けません。

両サイドも1m程度の動線が必要ですね。

なので通常はどちらかの端を壁につけて壁側にコンロが来るように設置します。

排気を取る必要があるので、壁際にコンロです。

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弊社で最近施工することの多いトクラスのキッチン(トクラス仙台ショールーム)です。

で、冷蔵庫の位置ですが、このコンロの後ろ側。一番壁の奥に冷蔵庫を置くことが多いです。

私はお客様とお話しできるときは、奥から食器棚やパントリーなどを配置していって、手前に冷蔵庫をおススメしています。

理由としては、冷蔵庫には家族全員用があるので、奥だと朝の忙しい時などにキッチンの中を家族がウロウロしてひどい…。という私の経験からです(笑)。

あとは設置の問題ですね。

冷蔵庫の出し入れは大人2人がかりとかの大仕事です。

これも家電メーカーにいた経験があるのですが、奥だとまれに出し入れの際に床や手前の家具が傷ついたりするリスクがありますよね。

なので設置が便利で家族みんなの手が届きやすい手前側押しです。

デメリットは子供が小さいときにイタズラされやすいです(^-^; 

奥に置いた方がキッチンにいるママが子供たちをブロックできますし、なにかと抑止力になります♭


弊社でも冷蔵庫の設置場所は奥と手前で半々くらいじゃないでしょうか?

冷蔵庫とキッチンの配置は使い慣れがあると思いますので、今住んでいるところと変えたくないというのもあると思います。

実際コンロで調理しながら足りない調味料を取り出すことは多いので、コンロ前に立って冷蔵庫に手が届くのは便利です。

その辺は使い方の工夫もあるのでやはり人それぞれですかね?


ごくまれに真ん中設置やパントリーの中に設置ということもありますが、食器棚やキッチン家電用収納の奥行はだいたい60㎝、冷蔵庫はもう少し奥行きがあるので、端に寄せたほうが邪魔にならずにすっきりします。


キッチン収納についても本当に多種多様ですが、おすすめは置くものを考えて配置することです。

例えば我が家ならカウンターに電子レンジ、オーブントースター、コーヒーメーカー、炊飯器は毎日使うので出しておきたいです。

ホットプレートやミキサーはあまり使わないので見えないところで大丈夫。

鍋類や普段使いの食器はシステムキッチンなら十分収まるので、その他の収納としてはこれらの配置を考えます。

おそらくカウンターに一列に並べると180㎝(建築は90㎝単位の者が多く、一間とも言います。)必要ですが、炊飯器などはカウンター上だと高くて扱いにくいし、物が多いと嫌なので、家電収納カウンターという上下段に分かれているものだといいような気がします。

90㎝幅でカウンターの下に炊飯器とトースターくらい置けて、蒸気が出るときや使うときは前に引き出せるようになっています。

これなら半分の幅ですべての家電が収まります。

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こういうやつです♪(家電収納施工例)


弊社ではそれをさらに引違いのスクリーンで隠せるパントリータイプも人気です。

そこは見せたままでいいか、隠したいかという基準で選べます。

お客様が来た時にはさっと隠せたり、生活感が出ないので好評です。

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パントリー収納施工例


あとはキッチンにゴミを集約する場合が多いので、造作カウンターで下は空間のままにしておくことも多いですね。

キャスターの付いた分別ごみ箱が入るようにです。

こうしてみると、キッチンはまずキッチン自体の設置場所や種類を決め、冷蔵庫の位置を決め、必要な収納量に合わせて収納家具等を配置していくと使いやすいキッチンができます。

今あるものをしっかり確認しながらも将来的に少しは増えることも考えてゆとりあるキッチンを実現していきたいですね。

それでは、今日はこの辺で。


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posted by 東武ハウジング at 14:00| Comment(0) | 建築や間取りのお話 | 更新情報をチェックする